「気づいたら肩にパラパラと落ちているフケ。」「頭皮をかくと爪に溜まっているフケ。」
フケが発生している頭皮の状態は、バリア機能が著しく低下しているので、毛穴の炎症や抜け毛、皮膚疾患などが起こりやすくなってます。
フケだと思って軽く考えずに早めに対策をとることがとても大切です。
フケ対策をするなら、まずはあなたの「フケタイプ」を確認しましょう。フケには2種類あって、フケの種類によって対策も異なります。ここでは、フケのタイプ別に原因や効果的な対策方法を詳しく解説します。
あなたはパラパラタイプ?ベタベタタイプ?正しいフケの見分け方
実はフケにはパラパラ(乾燥)タイプとベタベタ(脂性)タイプの2つのタイプがあります。どちらのタイプなのかによって、原因や効果的な対策方法が異なるので、まずはあなたのフケがどちらのタイプなのか判断しましょう!
- 頭皮に細かいフケが見える
- 気が付くと肩にフケが落ちていることがある
- 頭皮をかくとパラパラとフケが舞い落ちる
- 頭皮が乾燥している。指を頭皮につけても皮脂があまりつかない
- 塊になったフケが落ちてくる
- 頭皮をかくと、爪にフケが溜まる
- フケが湿っている
- 頭皮がべたつきやすい。指を頭皮につけると皮脂がかなりつく
あなたのフケはどちらのタイプですか?頭皮が「乾燥している」のか「べたついている」のかでフケの状態が大きく変わります。
2つのタイプを見分けるポイントは、パラパラフケ(乾燥フケ)の場合は細かいパラパラとしたフケで、ベタベタフケ(脂性フケ)の場合は、湿っていてべたついたフケです。
パラパラフケ(乾燥フケ)を起こす原因とは?
まずはパラパラフケ(乾性フケ)の原因と対策方法についてご紹介します。
パラパラフケの主な原因は3つあります。
- 頭皮のバリア機能が低下ことで起こる「ターンオーバーの乱れ」
- ゴシゴシ洗い、間違った洗髪方法による「頭皮の乾燥」
- ストレス、食生活の乱れ、睡眠不足、運動不足による「頭皮の血行不良」
ひとつずつ解説していきます。
頭皮のバリア機能が低下ことで起こる「ターンオーバーの乱れ」
フケは“剥がれおちた角質細胞”です。正常な生まれ変わり(ターンオーバー)が行われていれば、フケは本来目で見えないほど小さなものです。
しかし、頭皮が乾燥すると頭皮のバリア機能が低下し、角質細胞の生まれ変わり(ターンオーバー)が乱れ、目に見えるほどの大きさになります。
これがパラパラフケ(乾燥フケ)の正体です。
ゴシゴシ洗い、間違った洗髪方法による「頭皮の乾燥」
フケを気にするあまり1日に何回もシャンプーをしていませんか?必要以上のゴシゴシ洗いや頭皮の洗いすぎは、頭皮の乾燥につながります。
乾燥した頭皮は、血行不良やターンオーバーの乱れを起こし、パラパラフケ(乾燥フケ)が起こりやすい状態になっています。
ストレス、食生活の乱れ、睡眠不足、運動不足による「頭皮の血行不良」
ストレスや食生活の乱れ、睡眠不足、運動不足などもフケを起こす大きな原因の一つです。
ストレスや食生活の乱れは頭皮の血行不良を招き、頭皮の新陳代謝が落ちたり、ターンオーバーが正常に行われなくなります。
これが結果的にパラパラフケ(乾燥フケ)を引き起こす要因になることもあります。
パラパラフケ(乾燥フケ)の改善に効果的な対策方法【8選】
シャンプーは1日1回。やり過ぎは乾燥を招くのでNG
パラパラフケを気にしすぎるあまり“1日に何回もシャンプー”を行っていたり、“ゴシゴシ洗い”をしていませんか?
フケが気になるからといって1日に何回もの過度のシャンプーは、頭皮の乾燥を招き、結果的にフケを悪化させてしまいます。パラパラフケ(乾燥フケ)の人のシャンプーは、1日1回で十分。
ワックスやヘアスプレーなどの整髪料を使う人は、予洗いを十分にすることで髪についた汚れは十分落とせます。
どうしても気になる人は、髪の毛だけを1度シャンプー剤で洗い、その後頭皮を洗う2度洗いを行いましょう。
正しいシャンプーのやり方を意識する
シャンプーのやり方を間違っている人は意外に多いです。間違った洗髪方法は、頭皮のダメージになる可能性があるので、以下のようなシャンプー方法を意識しながら行ってみてください。
- ブラッシングで髪の毛の絡まりやほこりを取り除く
- シャンプー前に十分な予洗いをする(2~3分程度)
- パラパラフケ(乾燥フケ)のシャンプーは1日に1回。
- 原液を頭皮に直接つけず、手のひらで泡立ててからつける
- 爪で頭皮を傷つけていないか意識する。指の腹で力を入れずに丁寧に洗う
- 頭皮を直接動かすイメージでマッサージをする(血行促進作用)
- すすぎ不足はトラブルの原因に。しっかりをすすぎを行う(最低2~3分程度)
頭皮に優しいシャンプーを使う
毎日使うシャンプーは頭皮にとても大きな影響を与えます。フケの症状が出ているときは、洗浄力が強いシャンプーはNG。
特に注意したい成分は合成界面活性剤の一種である「ラウリル硫酸ナトリウム」などの硫酸系の成分です。 極めて脱脂力の強い成分のためフケが気になる方は使用を控えましょう。
フケの症状を改善するなら、頭皮への優しさを考慮した低刺激なアミノ酸系シャンプーがおすすめ。さらに、フケに効く植物エキスを配合したものや、保湿力の高いシャンプーを使うのも効果的です。
頭皮を保湿する
パラパラフケ(乾燥フケ)の原因は“頭皮の乾燥”なので、頭皮専用のローションや美容液を使った「保湿ケア」がおすすめです。
頭皮専用のローションや美容液には、保湿成分だけでなく、フケやかゆみを予防したり、炎症を抑える有効成分などが数多く配合されているので、フケ対策以外にもトータルに頭皮ケアを行いたい人に効果的です。
ヘアケア剤や整髪料はフケが落ち着くまで控える
フケの症状がひどい時やかゆみを伴うときは、ヘアケア剤やワックスやジェルなどの整髪料の使用はできるだけ控えましょう。こういったワックスなどの整髪料は汗や皮脂などで頭皮に流れ、毛穴つまりの原因になります。
フケの症状が落ち着くまではできるだけ使用を控え、どうしても使用する場合は、頭皮につかないように毛先だけにつけたり、髪を洗う時にいつもより丁寧に洗いましょう。
定期的な軽い運動やストレス解消を行う
ストレスや運動不足はフケの原因になるだけでなく、体の不調も招きます。 定期的なストレス解消や適度な運動を心がけましょう。
ストレスはなかなか溜まっていることを自覚できないものです。ですから、定期的に自分なりの方法でかまわないので、解消するようにしましょう。
運動は無理をせず、ウォーキングやストレッチなどで十分。休日に自転車でサイクリングなどは、楽しみながらやれる運動なら続けられて、なおかつ効果的です。
バランスのとれた食生活を心がける
バランスのとれた食事をとると頭皮に十分な栄養が運ばれ、健康でイキイキとした髪が育つ土台ができます。 和食を中心としたバランスのとれた食事を3食、できるだけ決まった時間に食べるのが理想です。
しかし、忙しい生活の中できちんと3食バランスのとれた食事をとることは難しいでしょう。そんな時は1食でもいいのでそういった食事を心がけることが大切です。また、甘いモノやスナック菓子などの間食もできるだけ控えるようにするとより効果的。
質の良い睡眠を意識する
睡眠中は新しい肌が作られる黄金タイムです。顔の肌だけでなく、頭皮の健康もこの睡眠の時間によって保たれています。
睡眠が足りなかったり、リラックスできない状態で質の悪い睡眠をとると、新しい角質細胞が生まれるターンオーバーが行われなくなりトラブルの原因に。ターンオーバーは夜の10時から2時までの間に積極的に行われることがわかっているので、できるだけ早寝早起きの規則正しい睡眠を意識しましょう。
パラパラフケの対策まとめ
パラパラフケ(乾燥フケ)の対策をまとめると、
- シャンプーはやりすぎない。ゴシゴシ洗いは絶対にNG!
- 洗浄力の強いシャンプーは避け、丁寧にシャンプーをする
- 「パラパラフケ=頭皮の乾燥」頭皮を保湿するのも効果的
- ワックスやヘアケア剤は頭皮のダメージに!フケが落ち着くまではできるだけ控える
- 「ストレス」は頭皮トラブルの元凶に。軽い運動やストレス解消を心がける
- 健康は頭皮は健康な体から。食生活や睡眠の質を上げる
パラパラフケが起きる原因は人それぞれですが、実際は複数の原因が重なって発生していることが多いようです。
まずは「ゴシゴシ洗いやシャンプーのやり過ぎ」で頭皮に負担をかけていないかどうかチェックをして次に頭皮に優しい洗浄成分でなおかつ「フケ」に対応したシャンプーを選びケアしましょう。
パラパラフケ(乾燥フケ)におすすめのアミノ酸系シャンプー
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コラージュフルフルうるおい(持田製薬)
- 価格:1,600
- 円(税込)
- 容量:
- 100ml
- ※WEB限定送料0円
価格 4.0 使用感 3.5 効果 4.5 - 持田製薬グループ開発の“フケ専用”薬用シャンプー
- フケ原因菌を抑える抗カビ成分「ミコナゾール硝酸塩」を配合
- 抗菌成分とWの効果でフケ・かゆみ・においを防ぐ
- 薬用・低刺激・無着色・無香料で余計なものが入っていない
- 肌質に合わせて2タイプから選べる
商品解説
フケの原因菌に有効な成分「ミコナゾール硝酸塩 」配合なので、とにかくフケ をどうにかしたい人におすすめです。
-
ハイビスカスシャンプー
- 価格:2,800
- 円(税抜)
- 容量:300
- ml
- ※送料無料キャンペーン中(公式サイト限定)
価格 4.0 使用感 4.5 効果 4.0 - 高い保湿力を持つ「無添加ハイビスカス葉エキス」を配合
- 敏感肌に選ばれている高品質なアミノ酸系シャンプー
- 厳選した植物由来成分が頭皮を健やかに保つ
- 開発までの姿勢を高く評価され「文部科学大臣賞」受賞
- ノンシリコン・ナチュラル処方の自然派シャンプー
商品解説
原料栽培からこだわった高品質シャンプー。頭皮の乾燥からくる「フケやかゆみ」のケアにおすすめです。敏感肌の方にも選ばれています。
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ウーマシャンプープレミアム
- 価格:3,200
- 円(税抜)
- 容量:300
- ml
- ※送料、手数料無料(定期購入)
価格 3.8 使用感 4.0 効果 4.2 - 頭皮環境を整える最高級”こうね馬油”を配合
- 髪と頭皮の健康をサポートする25種類の天然成分配合
- 不要な皮脂や汚れだけを落とすアミノ酸系シャンプー
- 楽天ランキング3冠達成の人気シャンプー
- 30日間全額返金保証付き
商品解説
適度な洗浄力で頭皮環境を整え、フケを含む頭皮トラブルをトータルケア出来るシャンプーです。
ベタベタフケ(脂性フケ)を起こす原因とは?
頭皮を不衛生にしている、洗髪が不十分なことによる「皮脂の過剰分泌」
ベタベタフケ(脂性フケ)は、角質と皮脂が混ざり合った状態です。頭皮は身体の中でも一番〝皮脂分泌が過剰な場所”なので、毎日洗髪していなかったり、シャンプーのやり方に問題がある場合は、皮脂がどんどん溜まってしまいます。
逆に、1日に何度の洗髪をしたりして頭皮が乾燥することで、皮脂分泌が盛んになる場合もあります。
ベタベタフケ(脂性フケ)に効果的な6つの対策方法
毎日のシャンプーで頭皮を常に清潔に保つ
ベタベタフケ(脂性フケ)は、“頭皮の角質細胞”と“皮脂”が混ざり合ったものです。これは、何日もシャンプーをしなかったり、シャンプーのやり方が雑なために起こることが多いので、毎日のシャンプーで頭皮を常に清潔に保つことがとても重要。
また、夜はそのままで朝にシャンプーをする人は、毛穴に汚れや皮脂がつまる原因になったり、ターンオーバーの乱れにつながる可能性があるで、夜にシャンプーをするようにしましょう。
シャンプーのやり方を見直す、頭皮を清潔に保つ
ベタベタフケ(脂性フケ)はの元凶は“過剰な皮脂”なので、まずは頭皮を清潔に保つことがなによりも大切です。毎日シャンプーをしなかったり、不十分な洗髪方法は脂性フケを悪化させてしまいます。
毎日のシャンプーで常に頭皮を清潔にすること。そして、以下のような洗髪方法を意識してシャンプーをしてみましょう。
- ブラッシングで髪の毛の絡まりやほこりを取り除く
- シャンプー前に十分な予洗いをする(2~3分程度)
- やりすぎはNG。シャンプーは1日に1回から2回
- 原液を頭皮に直接つけず、手のひらで泡立ててからつける
- 爪で頭皮を傷つけていないか意識する。指の腹で丁寧に洗う
- 頭皮を直接動かすイメージでマッサージをする(血行促進作用)
- すすぎ不足はトラブルの原因に。しっかりをすすぎを行う
洗浄力の強いシャンプーはフケを悪化させる可能性大
ベタベタフケ(脂性フケ)が気になる人は、どうしてもしっかり洗える洗浄力の強いシャンプーを選びがちです。しかし、洗浄力の強いシャンプーは、頭皮に必要な皮脂まで取り除いてしまうので、かえって“過剰な皮脂分泌”を招いてしまう可能性があります。
シャンプーには、洗浄力の種類によって「高級アルコール系シャンプー」「アミノ酸系シャンプー」「せっけん系シャンプー」の3種類に分けられます。ベタベタフケには、適度な洗浄力で頭皮に負担をかけずに、不要な汚れだけを落としてくれる「アミノ酸系シャンプー」がおすすめ。
その中でも、さっぱりタイプのアミノ酸系シャンプーを選ぶと良いでしょう。
“頭皮の皮脂量”を増やす脂肪分の多い食事を控える
揚げ物やファストフード、甘いものやお菓子、外食などを好んで食べる方。このような脂肪分の多い食生活は、“頭皮の皮脂量”を増やしてしまう可能性があります。
実は頭皮は身体の中でも一番「皮脂腺」が多い場所。脂肪分の多い食生活が中心だと、まっさきにその影響が出てきてしまうのです。
上記のような脂肪分の多い食事は、 なるべく控えるか、頻度を減らしてみましょう。
脂肪代謝を促すビタミンb2を含む食品を摂取する
頭皮がべたつきやすい人は、身体の脂肪代謝を促すビタミンB2を含んだ食品を摂取してみましょう。
ビタミンB2は、皮膚や髪の毛・爪などの細胞再生に影響したり、脂質をエネルギーに変える働きがあるので、皮脂分泌が過剰な人はぜひ積極的に摂取してほしい成分です。
ビタミンB2を含む主な食品は以下の通りです。
- 牛・豚・鶏のレバー
- うなぎの蒲焼
- 銀鮭
- 牛乳
- 青のり・わかめなどの海藻類
正しいケアで頭皮環境を整えれば、気になるフケは治る!
気になるフケの対策を、パラパラフケ(乾燥フケ)とベタベタフケ(脂性フケ)の2タイプ別にご紹介してきましたが、いかかだったでしょうか?
フケはタイプによって原因も対策方法もまったく異なるので、自分のフケのタイプを正しく判断することがフケ対策の中でもっとも重要です。
どちらのタイプにも共通するのが、「間違ったシャンプー方法で頭皮にダメージを与えている」ことなので、まずはお金をかける前にシャンプー方法を変えることをおすすめします。
それでもフケが改善しないようなら、シャンプーを自分の頭皮に合った優しいものに変えたり、頭皮専用ローションや育毛剤などを使って頭皮環境を整えましょう。
そこまでやっても改善されないなら、炎症性のフケや脂漏性皮膚炎という皮膚疾患の可能性があるので、皮膚科で受診された方がいいかもしれません。
正しいフケ対策で気になるフケ症状を改善し、健康な頭皮を取り戻しましょう!